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官能小説もどき

フルタイムで働きながら官能小説家としてデビューも狙っているかみやなぎです。ひとまずの目標は毎日更新です。

「ボトル」⑧

「…んはぁっ、ぁあ…」

唇からは吐息が洩れだし、わたしのアソコは中のヌルヌルを溢れさせないようキュンと締まる。
身体の温度が一気に上がるのがわかる。え?何?私の身体じゃないみたい・・・

耳から首筋に唇がおりてきた。
もうダメ…あまりにも感じすぎて目眩がする。唇が触れているだけでいってしまいそう…いや、唇だけじゃない。田辺くんの熱い息がかかるたびにわたしの口から声にならない吐息が漏れる。

「…秋山さん…スッゴい色っぽい…俺、もう止まらないかも…」

田辺くんのキスは首筋から鎖骨に降りてきて、田辺くんの左手はわたしのキャミソールとブラジャーをたくしあげ胸を露わにした。胸は激しくなっていく呼吸のたびに動き、触られていないのに乳首はすでに硬くなっていた。

田辺くんは乳首に唇を触れさせ、もう一方の胸をゆっくりと揉みだした。


「ぁあ!…ダメ…」
反射的に両手で田辺くんの体を離そうとした。でも手首を掴まれ動けなくされてしまった。田辺くんは乳首を執拗に責めている。優しいキスの後は舌先で転がすように舐めたり、唇て挟んで引っ張ったり。
そのたびに体中がビクビクし、下着が濡れていくのがわかった。

「秋山さん、感じやすいからかな? 俺もすげえ感じる。」

さっきまで酔って寝ていたのに。 わたしのほうが酔っ払っているみたい…

田辺くんの顔が近づいてくる。唇が重なる。今度はちがうキス。舌と舌が絡み合って二人の唾液が混ざり合う。
キスの間にスカートと下着が脱がされていた。

指がわたしの敏感なところに触れる。

「はあん!…駄目!」

ちょっと触られてただけなのに電流が流れたようになった。

「…駄目っていわれても…ここ、スッゴいことになってる…」

割れ目に沿って指が降りていく。わたしのアソコは決壊寸前のダムのようになっていた。田辺くんの指が滑り込む。

「はあっぁああん!」

中から奥から溜まっていたヌルヌルした液体が溢れてくるのがわかる。

ぐしゅ。びちゃ。くちゅ。

中をぐるぐるかき回されるごとに子宮の奥から波が近づいてくる。

声が出そうなのに唇は塞がれたまま。

「んんっ…


涙が溢れてきた。自分でやっていた時とは違う快感が爆発しそう…


「…いれていい?」
涙に気づいた田辺くんが目尻にキスをしながら言った。
力なく頷くと田辺くんは部屋の電気を消し、服を脱いだ。

カーテンから街灯の明かりが差し込むベッドの上で二人、裸になった。

「俺のを触って…」

田辺くんはわたしの手を自分のモノに導いた。
硬く、熱い。『夜のお供』とは比べものにならないくらい太くて長い。
先からは透明な液体が溢れている。

どこに用意していたのか田辺くんは手早くゴムをつけた。

わたしのアソコはシーツが冷たくなるほど溢れていたので田辺くんのモノはズルッとはいった。

「はあぁぁん!…駄目…」

奥までいれると田辺くんは動かなかった。わたしのアソコだけが収縮と弛緩を繰り返している。

「…ごめん。動いたらすぐいっちゃいそうだから、ちょっとこのままでいてね…」

耳元でこう囁かれるともう駄目だった。わたしの腰は下から突き上げるように動き始めた。腰の振りより速く快感が駆け上がってくる。

「ああっ、駄目だって秋山さん!ああ、もう!」

田辺くんと動きがあって、奥の奥まで突かれたとき、わたしの中が激しく収縮した。

思わず声が出そうになった時、上から田辺くんの唇と舌がわたしの口にかぶさった。

わたしと田辺くんのモノが痙攣しているのがわかった。もういっぱいいっぱいになっていた。

独りで自分を慰めでいた時にあった空虚感はなかった。かわりに何か暖かいものが充たされたよう。それはキスだったり、息づかいだったり、熱い田辺くんのモノのせいなのか?

終わった後も寄り添っていた。このまま朝がこなければいいのに。


二人の息が整ってしばらくすると

「…俺、秋山さんに謝らないと・・・。」

えっ?やっちゃったことで?


そのことで謝られるとなんだか急に悲しくなってきた。



「…あの、店で秋山さんのこと、捕まえたじゃん?…あれ、俺が林さんに頼んだんだ」





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