何も返事をしない真理子にトオルは笑いながら言った。
「信じてないなあ?何も思ってないなら、キスしたり胸もんだり、アソコ舐めたりしないよ・・・」
「・・・そうかなあ・・・」
「ましてや、セックスしないのに添い寝だけなんて頼むかよ・・・」
添い寝だけとは言いながら、身体のあちこちをさわられたんだけどなあ~と真理子は思い、くすっと笑ってしまった。けれど今まで最後の一線を越えなかったのは、トオルなりのけじめなのかとも考えていた。
「ん~、先生、お腹すいた。何か食べる?俺作るよ?あ~でも食器とか箱の中だなあ」
そういえば引っ越してきたばかりなのだ。まだやらなければならないことが沢山あった。
「私が作るよ。トオルくん、引っ越しで疲れているでしょ?」
「あ、やったあ、じゃあオムライス。あ、そうそう親父から先生に渡してくれって言われたモノがあるんだ。」
トオルは可愛い小さい紙に包まれたモノを渡した。
「なんだろう?かず・・・お父様、お元気?」
包みを剥がしながらなんとなしに真理子は聞いてみた。
「元気だよ。元気すぎて子供ができた。」
子供?
「え?誰の?」
「親父と千恵さんの。びっくり。19?20歳下の弟か妹ができる。予定日12月って言ってたかな。」
びっくりといいながら、トオルは嬉しそうな笑顔を見せた。真理子は・・・
ショックかと思ったら、意外にそうでもないことに気がついた。
そっか・・・奥様と上手くいったんだ・・・良かった。
「親父、なかなか引退できないぞ。・・・で、何それ?」
包みの中からでてきたのは、あのボイスレコーダーだった。
「なんでまたこんなものを・・・真理子先生、欲しいって言ったの?」
ふふっと笑って真理子は答えた。
「講義の時とか、割と役に立つのよ。機能がいいのは結構高いし。」
「へえ~、そうなんだ。たまに借りようかな。」
たわいも無い会話、いつでも会える安心感がこんなに心地いいんだ・・・嬉しくなって
真理子はトオルに抱きついた。
「・・・先生・・・ごめんね、いっぱい待たせて」
優しく頭を撫でられると、真理子は身も心も蕩けてしまいそうだ。
「今までの先生の初めてはもらえないけど、これからの初めては俺にちょうだい。ね?」
涙が出そうだ。うん、うんと頷くだけしかできない。
「じゃあ・・・今日のオムライスは・・・ピーマンは抜きでお願いします。初めてのピーマン抜きオムライス♪」
トオルが笑う。ピーマン、苦手だったんだ。
「ダメです。真理子オムライスにピーマンは必須です。」
え~とか言うトオルの胸で、真理子は呟いた。
「大好き、トオルくん・・・」
頭の上で声がした。
俺も、大好き。真理子先生。
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↑ポチ、よろしくお願いします。↓
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
最初はエロだけのつもりが、途中であれもこれもと考えすぎ、最後まで書けるか不安になりましたが
出来栄えはどうであれ、最後まで書けて良かったです。
和明と千恵の絡みも入れたかったのですが、今の私では力不足で無理でした。
また、機会があれば番外編で書いてみようと思ってます。
次回作はリクエストがあった「人妻」ものです。
次は「官能小説の王道」のようなストーリーにしたいです。
あと・・・コメントなどしていただけたら、書く上で大変励みになります。
よろしくお願いします。
「信じてないなあ?何も思ってないなら、キスしたり胸もんだり、アソコ舐めたりしないよ・・・」
「・・・そうかなあ・・・」
「ましてや、セックスしないのに添い寝だけなんて頼むかよ・・・」
添い寝だけとは言いながら、身体のあちこちをさわられたんだけどなあ~と真理子は思い、くすっと笑ってしまった。けれど今まで最後の一線を越えなかったのは、トオルなりのけじめなのかとも考えていた。
「ん~、先生、お腹すいた。何か食べる?俺作るよ?あ~でも食器とか箱の中だなあ」
そういえば引っ越してきたばかりなのだ。まだやらなければならないことが沢山あった。
「私が作るよ。トオルくん、引っ越しで疲れているでしょ?」
「あ、やったあ、じゃあオムライス。あ、そうそう親父から先生に渡してくれって言われたモノがあるんだ。」
トオルは可愛い小さい紙に包まれたモノを渡した。
「なんだろう?かず・・・お父様、お元気?」
包みを剥がしながらなんとなしに真理子は聞いてみた。
「元気だよ。元気すぎて子供ができた。」
子供?
「え?誰の?」
「親父と千恵さんの。びっくり。19?20歳下の弟か妹ができる。予定日12月って言ってたかな。」
びっくりといいながら、トオルは嬉しそうな笑顔を見せた。真理子は・・・
ショックかと思ったら、意外にそうでもないことに気がついた。
そっか・・・奥様と上手くいったんだ・・・良かった。
「親父、なかなか引退できないぞ。・・・で、何それ?」
包みの中からでてきたのは、あのボイスレコーダーだった。
「なんでまたこんなものを・・・真理子先生、欲しいって言ったの?」
ふふっと笑って真理子は答えた。
「講義の時とか、割と役に立つのよ。機能がいいのは結構高いし。」
「へえ~、そうなんだ。たまに借りようかな。」
たわいも無い会話、いつでも会える安心感がこんなに心地いいんだ・・・嬉しくなって
真理子はトオルに抱きついた。
「・・・先生・・・ごめんね、いっぱい待たせて」
優しく頭を撫でられると、真理子は身も心も蕩けてしまいそうだ。
「今までの先生の初めてはもらえないけど、これからの初めては俺にちょうだい。ね?」
涙が出そうだ。うん、うんと頷くだけしかできない。
「じゃあ・・・今日のオムライスは・・・ピーマンは抜きでお願いします。初めてのピーマン抜きオムライス♪」
トオルが笑う。ピーマン、苦手だったんだ。
「ダメです。真理子オムライスにピーマンは必須です。」
え~とか言うトオルの胸で、真理子は呟いた。
「大好き、トオルくん・・・」
頭の上で声がした。
俺も、大好き。真理子先生。
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最初はエロだけのつもりが、途中であれもこれもと考えすぎ、最後まで書けるか不安になりましたが
出来栄えはどうであれ、最後まで書けて良かったです。
和明と千恵の絡みも入れたかったのですが、今の私では力不足で無理でした。
また、機会があれば番外編で書いてみようと思ってます。
次回作はリクエストがあった「人妻」ものです。
次は「官能小説の王道」のようなストーリーにしたいです。
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よろしくお願いします。
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