山本くん?どうしたの?」
「あ、ごめん、朝車に乗ったら、座席の下に鍵が車に落ちていて・・・田中さんの鍵だったら、家に入れてなかったかなと思って、急いで来たんだ・・・」
「・・・え、わざわざ、持って来てくれたの?ちょっと待っていて」
ドアを開けようとして、すっぴんでお風呂あがりということに気づいた。髪も濡れている。でも山本は出勤途中に持ってきてくれている、会わずに帰ってもらうことはできない。
「ごめん、わざわざ・・・」
ドアから出てきた真美子を見て、山本はびっくりしたような表情をした。
「あ・・・ご、ごめん、あの・・・これ、鍵・・・」
渡された鍵は山本の手の熱が伝わっていて、少し熱かった。
「ごめんね、ありがとう。・・・あがってお茶でもって言いたいんだけど・・・」
濡れた髪にバスローブ姿。時間も8時だ。山本も店に行かなければならないだろう。
「あ・ああ・・・いい、いいよ。僕もすぐ店にいかないといけないから・・・・」
と言いながら、まだ何か言いたそうだ。視線を感じて、真美子はバスローブの胸元を手で押さえた。
「・・・今日はありがとう。じゃ、また・・・」
ドアを閉めようとする真美子に山本が声を出した。
「あ、あの!」
山本の顔が少し赤くなっている。
「も、もし、よかったら、今度また飲みにいかない?」
昨日の飲み会は真美子は途中で寝てしまっていたが、他のみんなは楽しかったのだろう。
同期のなかでまた飲もうという話になっているのかと思った。
「ん?あ、いいよ。昨日みたいにみんなで飲むのも楽しいしね」
そういうと山本の顔が真っ赤になってきた。
「あ・・・いや、そういうのじゃなくて・・・」
「え?岡田さんとかと行くんじゃないの?」
黙り込んでしまった。
時間は8時を少し過ぎている。真美子は山本が遅刻するんじゃないかと心配になってきた。
「あの・・・やまも・・」
真美子が時間のことを言おうとした時、
「ふ、二人で・・・い、行きませんか?」
え?これは誘っているのだろうか?と真美子は思った。
手の中の鍵はまだ熱い。
「・・・そう・・ね。鍵のお礼もしたいから・・・また連絡するね」
山本の車を見送って、手のひらにのせた鍵を見た。
落としていって良かった・・・のかな?
そろそろ仕事に行く用意をしないと遅刻してしまう。部屋に戻り、服を選びベッドに広げようとした時、乱れたシーツが目に留まった。
私・・・なんてことを・・・
服を床に落とし、勢いよくシーツをはがした。
帰ってきたら洗濯しなくっちゃ・・・そして、休みを確認して山本くんに・・・
その時、真美子は山本のアドレスも電話番号も知らないことに初めて気が付いた。
あ!そういえば私、山本君のメールアドレス知らない。たしか岡田さんは知っていたよね。
真美子は岡田に連絡するために携帯を手に取った。そして山本の顔を思い出して、ふふ、と笑った。
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↑こちらもよろしくお願いします。
更新遅くてごめんなさい。
やっと三女が終わり、次回から次女佳美をスタートさせます。
この三女の最後の話書いていたら、創作小説っぽいもの、に書いている
パンダケーキと重なってしましました(笑)(さりげなく宣伝しています♪)
たまにはエッチ無しのドキドキ感も書きたいですね。
で、次回の次女はこんなドキドキではなく
ドロドロでお話は続きますので
更新遅いですが、よろしくお願いします。
「あ、ごめん、朝車に乗ったら、座席の下に鍵が車に落ちていて・・・田中さんの鍵だったら、家に入れてなかったかなと思って、急いで来たんだ・・・」
「・・・え、わざわざ、持って来てくれたの?ちょっと待っていて」
ドアを開けようとして、すっぴんでお風呂あがりということに気づいた。髪も濡れている。でも山本は出勤途中に持ってきてくれている、会わずに帰ってもらうことはできない。
「ごめん、わざわざ・・・」
ドアから出てきた真美子を見て、山本はびっくりしたような表情をした。
「あ・・・ご、ごめん、あの・・・これ、鍵・・・」
渡された鍵は山本の手の熱が伝わっていて、少し熱かった。
「ごめんね、ありがとう。・・・あがってお茶でもって言いたいんだけど・・・」
濡れた髪にバスローブ姿。時間も8時だ。山本も店に行かなければならないだろう。
「あ・ああ・・・いい、いいよ。僕もすぐ店にいかないといけないから・・・・」
と言いながら、まだ何か言いたそうだ。視線を感じて、真美子はバスローブの胸元を手で押さえた。
「・・・今日はありがとう。じゃ、また・・・」
ドアを閉めようとする真美子に山本が声を出した。
「あ、あの!」
山本の顔が少し赤くなっている。
「も、もし、よかったら、今度また飲みにいかない?」
昨日の飲み会は真美子は途中で寝てしまっていたが、他のみんなは楽しかったのだろう。
同期のなかでまた飲もうという話になっているのかと思った。
「ん?あ、いいよ。昨日みたいにみんなで飲むのも楽しいしね」
そういうと山本の顔が真っ赤になってきた。
「あ・・・いや、そういうのじゃなくて・・・」
「え?岡田さんとかと行くんじゃないの?」
黙り込んでしまった。
時間は8時を少し過ぎている。真美子は山本が遅刻するんじゃないかと心配になってきた。
「あの・・・やまも・・」
真美子が時間のことを言おうとした時、
「ふ、二人で・・・い、行きませんか?」
え?これは誘っているのだろうか?と真美子は思った。
手の中の鍵はまだ熱い。
「・・・そう・・ね。鍵のお礼もしたいから・・・また連絡するね」
山本の車を見送って、手のひらにのせた鍵を見た。
落としていって良かった・・・のかな?
そろそろ仕事に行く用意をしないと遅刻してしまう。部屋に戻り、服を選びベッドに広げようとした時、乱れたシーツが目に留まった。
私・・・なんてことを・・・
服を床に落とし、勢いよくシーツをはがした。
帰ってきたら洗濯しなくっちゃ・・・そして、休みを確認して山本くんに・・・
その時、真美子は山本のアドレスも電話番号も知らないことに初めて気が付いた。
あ!そういえば私、山本君のメールアドレス知らない。たしか岡田さんは知っていたよね。
真美子は岡田に連絡するために携帯を手に取った。そして山本の顔を思い出して、ふふ、と笑った。
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やっと三女が終わり、次回から次女佳美をスタートさせます。
この三女の最後の話書いていたら、創作小説っぽいもの、に書いている
パンダケーキと重なってしましました(笑)(さりげなく宣伝しています♪)
たまにはエッチ無しのドキドキ感も書きたいですね。
で、次回の次女はこんなドキドキではなく
ドロドロでお話は続きますので
更新遅いですが、よろしくお願いします。
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