一瞬、表情がこわばったが、陽一は半分ほど祐美の中にペニスを挿入すると、また快感に覆われた。
「あ、ああん! 意地悪……」
もぞもぞと動く祐美から逃れるように腰を引く。くちゅっと言う音がして、ペニスが抜かれた。
「ああ……」
落胆の声が漏れる。
「ほら、誰が渡したか教えてよ。教えてくれたら、これを奥まで入れてあげるよ」
入口を先端でかき混ぜた。くちゅ、ぐちゅ、粘膜が卑猥な音を出した。
濡れた目で陽一を見る裕美は、もう以前の祐美の面影はない。快感に支配された女の顔だった。
「……お、女の人……あ……」
先端を入れた。祐美の粘膜が蠢いているのがわかる。
「女? そうか……」
やはり、相田さんか……、でもなんのために? チーフに売った復讐か?
ぐっと祐美の腰を掴んだとき、もう一度祐美が喘いだ。
「ああ……、駄目ぇ! 入れてぇ……」
濡れた目で懇願する女の顔を確認すると、陽一はゆっくりと腰を沈めた。
次の朝の開店前、陽一は祐美が持っていた写真を手にサービスカウンターに来ていた。相田に話をするために。
「あら、岡本君、今日は早いのね。どうしたの?」
カウンターを拭いていた相田は手を止め、陽一のほうを見た。幸い、周りにほかの従業員はいなかった。
……この、女……
「どういうつもりですか? この写真、祐美に渡したの、相田さんでしょ?」
目の前に出された写真を見て、相田は、ふ、と笑った。
「何回見ても、よく撮れてるわよね、これ。AVのワンシーンみたい。ちょっと、売れそうじゃない?」
「笑いごとじゃないです! どうして祐美にこんな写真渡したんですか!?」
写真と陽一の顔を見比べ、相田はちょっと顔をしかめた。
「どうしてって……、彼女が可哀そうだなって思ったからよ」
置かれた写真を指先で摘み上げ、ひらひらと動かしながらカウンターを拭きだした。
「そうでしょう? 年上の女の中に何度も射精しても、自分の彼女にしない彼氏なんて。私だったら泣いちゃうわ」
相田は泣きまねをしながら写真を投げ渡した。
「だから親切に教えてあげたのよ。浮気相手からだったら修羅場になるんだろうけど、幸いこの写真には私の顔は映ってないし。それにちょっとした刺激になるかなって」
「刺激って……、そんな生易しいもんじゃないだろう!」
思わず大声がでた陽一をたしなめるように相田が言い加えた。
「そう? 今朝祐美ちゃんからメールがきたけど? ほら、仲直りしましたって」
相田はピンクのスマホを陽一の目の前にかざした。
「何? これ……」
見覚えのある祐美の画像とメールがあった。
相田へのお礼と陽一と会って仲直りした、自分にも悪いところがあるから直すようにして付き合いを続ける、と書かれてあった。
「なんていうか、私、ちょっと感謝されてる感じ? 良かったじゃん、仲直りできたってことはエッチも満足できたんでしょう? 岡本君にも感謝して欲しいわ。あ、チーフが来たわよ」
店の奥から、相変わらずやる気のなさそうな顔をしたチーフがやってきた。
「よお、岡本、今日は早いなあ。あんまり店で大声だすなよ。調理室まで聞こえたぞ。お、相田ちゃんも早いねえ。何? 俺がいながら岡本とデートの約束でもしてんの?」
朝の準備を始めていたのか、チーフの体からは油の臭いがして陽一は吐き気をもよおしたが、それは臭いだけが原因ではないようだった。
「違うわよ。岡本君の彼女からメールが来たから見せてあげていたの。あの写真で仲直りしたんだって」
「へえ~、良かったじゃん。俺の撮影のおかげだな。それじゃあ仲直りのお礼を請求しなくっちゃな」
「はあ? なんでそんな話になるんですか? もとはと言えば……」
と言いかけて陽一は口をつぐんでしまった。もとはと言えば自分が相田の誘惑に乗ったことが原因だ。誰も責めることはできない。
「ん? お礼ったって祐美ちゃんも多分喜ぶと思うよ~。だって目覚めちゃったんだろ?」
いやらしく笑うチーフと相田が考えていることを想像すると、陽一は気持ち悪さと変な昂揚感と混じったおかしな感覚を覚えた。
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「あ、ああん! 意地悪……」
もぞもぞと動く祐美から逃れるように腰を引く。くちゅっと言う音がして、ペニスが抜かれた。
「ああ……」
落胆の声が漏れる。
「ほら、誰が渡したか教えてよ。教えてくれたら、これを奥まで入れてあげるよ」
入口を先端でかき混ぜた。くちゅ、ぐちゅ、粘膜が卑猥な音を出した。
濡れた目で陽一を見る裕美は、もう以前の祐美の面影はない。快感に支配された女の顔だった。
「……お、女の人……あ……」
先端を入れた。祐美の粘膜が蠢いているのがわかる。
「女? そうか……」
やはり、相田さんか……、でもなんのために? チーフに売った復讐か?
ぐっと祐美の腰を掴んだとき、もう一度祐美が喘いだ。
「ああ……、駄目ぇ! 入れてぇ……」
濡れた目で懇願する女の顔を確認すると、陽一はゆっくりと腰を沈めた。
次の朝の開店前、陽一は祐美が持っていた写真を手にサービスカウンターに来ていた。相田に話をするために。
「あら、岡本君、今日は早いのね。どうしたの?」
カウンターを拭いていた相田は手を止め、陽一のほうを見た。幸い、周りにほかの従業員はいなかった。
……この、女……
「どういうつもりですか? この写真、祐美に渡したの、相田さんでしょ?」
目の前に出された写真を見て、相田は、ふ、と笑った。
「何回見ても、よく撮れてるわよね、これ。AVのワンシーンみたい。ちょっと、売れそうじゃない?」
「笑いごとじゃないです! どうして祐美にこんな写真渡したんですか!?」
写真と陽一の顔を見比べ、相田はちょっと顔をしかめた。
「どうしてって……、彼女が可哀そうだなって思ったからよ」
置かれた写真を指先で摘み上げ、ひらひらと動かしながらカウンターを拭きだした。
「そうでしょう? 年上の女の中に何度も射精しても、自分の彼女にしない彼氏なんて。私だったら泣いちゃうわ」
相田は泣きまねをしながら写真を投げ渡した。
「だから親切に教えてあげたのよ。浮気相手からだったら修羅場になるんだろうけど、幸いこの写真には私の顔は映ってないし。それにちょっとした刺激になるかなって」
「刺激って……、そんな生易しいもんじゃないだろう!」
思わず大声がでた陽一をたしなめるように相田が言い加えた。
「そう? 今朝祐美ちゃんからメールがきたけど? ほら、仲直りしましたって」
相田はピンクのスマホを陽一の目の前にかざした。
「何? これ……」
見覚えのある祐美の画像とメールがあった。
相田へのお礼と陽一と会って仲直りした、自分にも悪いところがあるから直すようにして付き合いを続ける、と書かれてあった。
「なんていうか、私、ちょっと感謝されてる感じ? 良かったじゃん、仲直りできたってことはエッチも満足できたんでしょう? 岡本君にも感謝して欲しいわ。あ、チーフが来たわよ」
店の奥から、相変わらずやる気のなさそうな顔をしたチーフがやってきた。
「よお、岡本、今日は早いなあ。あんまり店で大声だすなよ。調理室まで聞こえたぞ。お、相田ちゃんも早いねえ。何? 俺がいながら岡本とデートの約束でもしてんの?」
朝の準備を始めていたのか、チーフの体からは油の臭いがして陽一は吐き気をもよおしたが、それは臭いだけが原因ではないようだった。
「違うわよ。岡本君の彼女からメールが来たから見せてあげていたの。あの写真で仲直りしたんだって」
「へえ~、良かったじゃん。俺の撮影のおかげだな。それじゃあ仲直りのお礼を請求しなくっちゃな」
「はあ? なんでそんな話になるんですか? もとはと言えば……」
と言いかけて陽一は口をつぐんでしまった。もとはと言えば自分が相田の誘惑に乗ったことが原因だ。誰も責めることはできない。
「ん? お礼ったって祐美ちゃんも多分喜ぶと思うよ~。だって目覚めちゃったんだろ?」
いやらしく笑うチーフと相田が考えていることを想像すると、陽一は気持ち悪さと変な昂揚感と混じったおかしな感覚を覚えた。
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