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官能小説もどき

フルタイムで働きながら官能小説家としてデビューも狙っているかみやなぎです。ひとまずの目標は毎日更新です。

「陵辱マンション27 泣き寝入り」

 「あの・・・達也、ありがとう・・・」

 私の足元で座っている達也はなんだかいつもとちがって憔悴しているように見えます。

 「久美子さんが、達也の電話で私のこと知ったって言っていたから。どうして達也が知っていたのかはわからないけど、助けてもらったから・・・」

 「あ・・・いや、それは・・」

 達也は何か言おうとしましたが、その前にレイさんが部屋に入ってきました。

 「雛ちゃん、だいぶ薬抜けたかな?大丈夫?あ。なんだ、たっちゃん、帰ってきてたの」

 「なんだは無いだろう。で、オヤジはどうしたんだ?」

 レイさんは私をしばらく見つめていました。

 「雛ちゃん、本来ならあいつを警察に突き出すのが筋なんだけど・・・。どうする?警察に言ったらなぜ管理人室に行ったかとか、この荷物のこととか聞かれることになるわ」

 「でも私、そんなもの頼んでません!」

 ムキになってしまいました。どうしてこんな目に合わないといけないんでしょう・・・悔しくて涙がでてきました。

 「ご主人にも話さないといけないし・・・。で、お願いなんだけどこの件については私に任せてくれないかしら」

 達也は黙ったまま、何も話しません。レイさんが私の前にしゃがみこんで、手を握ってきました。細くてちょっと冷たい手でした。

 「このマンション、私の持ち物なの。ここで管理人が犯罪を犯したとなるとちょっとマズイのよ・・・ごめん。わかってくれるかしら?もちろんあのオヤジは私の知り合いに頼んで、二度と雛ちゃんやこのマンションには近づかないようにするから」

 レイさんの手の甲には血が滲んでいました。管理人室から聞こえた鈍い音が思い出されます。

 「・・・わかりました。レイさんにお任せします・・・」

 襲われたと圭祐に知れたら、なぜ行ったのかと聞かれるでしょう。荷物の中身も知られてしまいます。そこから達也との関係がばれるかも知れません。私はレイさんの提案を受け入れざるを得ないのです。

 「・・・ありがとう。薬抜けたみたいだからシャワー浴びてきなさい。ここの部屋のを使えばいいわ。一人の時に何かあったら大変だから」

 レイさんに促され、バスルームに入りました。服を脱いで裸の姿を鏡で見ると、ひどく汚れたような気がしました。

 どうしてこんな目にあわないといけないのでしょう・・・

 リビングのほうで達也とレイさんの話し声が聞こえてきました。

 「・・・どうも、誰かに頼まれた・・・金と薬が・・」

 「相手は・・・じゃ・・・やっぱり・・・」

 なんの話かまではわかりませんでした。内容が気になるよりも先に早く身体を洗いたかったので、シャワーを出して話し声は聞こえなくなりました。

 頭はだいぶすっきりしてきましたが、まだ身体の芯が疼いているような気がします。乳首にシャワーのお湯が当たるだけでいつもよりも感じてしまいました。

 あ・・・、まだ変な気分になってる・・・

 その時、バスルームのドアが開き、誰かが入ってきました。

 
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もう、大晦日ですね。
でも私は仕事です。
小説も仕事も頑張ります。

しかし今回も人物が暴走しだしました。
ラストはどうなるんでしょうかね・・・


 
 

 


 

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