2ntブログ

官能小説もどき

フルタイムで働きながら官能小説家としてデビューも狙っているかみやなぎです。ひとまずの目標は毎日更新です。

更新できてなくてごめんなさい

10月末締め切りのものは無事応募できました。書式設定に苦労しましたが(笑)
やはり、今どきのパソコンが欲しいです。

次は11月末締め切りのを仕上げなければ。

「やりたい盛り」はそろそろ陽一以外の男を登場させたいです。
ああ、話長くなりそうです。
早く書かなければ。

もう少しお待ちくださいね。

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「やりたい盛り 19」

 「なんなんですかあ、これ」

 1枚を手に取り、視線を落とした瞬間、陽一の頭の中は真っ白になった。

 店の制服を着ている男女が後背位で繋がっている。背中側から撮られた写真で二人の顔は映っていないが、誰かは見る人が見ればすぐにわかるだろう。

 陽一と相田の痴態だった。

 「……ど、どうしてこれを」

 口が渇いて上手く喋れない。背中に冷たい汗が流れる。

 「お前さあ、夢中になっててドア開いたことも気づかないでやんの。せっかくお前と彼女を会わせてやろうと思って探してたんだよ。いやあ、しかしいいもの見せてくれて。お礼言わなくちゃ。ありがとう」

 写真は数枚あった。どれもドアから陽一たちに気づかれないように撮られたもので、顔は映っていない。しかし、どの写真にも陽一と相田の下半身が写っており、行為が終わった後、体が離れた時も撮られていた。

 「これ、なかなかいいだろ?ほら、股からたらーって垂れてるの。ああ、やべぇ、立ってきた」

 チーフの声はやたらと明るい。それがかえって陽一に恐怖を感じさせていた。

 「……これ、どうして……」

 「お前、さっきからおんなじことしか喋ってないじゃん。ちょっとパニクってんのか?」


 チーフの言っているように陽一の頭は混乱していた。こんな写真をわざわざ本人に見せるのは脅すことの何者でもない。狙いはなんだ?やっぱり祐美か?それとも金か?

 「その写真とデータやるから、お前の女とやらせろよ」

 予想通りのことをチーフは言った。

 「そ、そんなの駄目に決まってるじゃないですか!」

 「へー、そうなの?じゃあ、これ明日にでも店にばら撒こうかなあ。いや、それともお前の女の会社に送ってもいいんだぜ?それとも相田さんのところのほうがいいか?」

 なんてこった。

 今になって陽一は自分のしでかした過ちの大きさに気づいた。相手が独身ならまだ祐美に浮気を責められるだけで済むが、相田は既婚者だ。相田にも迷惑をかけるし、下手をすれば相田の旦那に訴えられかねない。

 写真をつまんでいる指先が震え始めた。

 「いや……それは、困ります……」

 陽一は両膝に手をつき、深々と頭を下げた。

 「すいません!それは困ります!」

 チーフが金といえば金を用意する気でいた。

 「なに?お前、彼女は大事にしたいし、お前自身も無事でいるつもりなの?それは都合よすぎってもんじゃないかい?」

 「すいません!金、金なら用意しますんで」

 「ふざけんなよ!俺が金目的だと思ってんのかよ!」

 ものすごい声が陽一の頭に降り注いだ。

 「すいません!すいません!」

 どうすれば……俺はこの先ずっとチーフに脅されるのか?祐美には……相田さんにも……
 
 両膝に額をつけたまま、まとまらない考えがぐるぐると巡っていた。
 
 「……お前の彼女が駄目なら、こいつ、この女とやらせろ」

 え?

 陽一が顔をあげると、チーフの指は股から白いものを垂らしている女を指していた。

 
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「やりたい盛り 28」

シーツには陽一の唾液と祐美の愛液の混じったものがシミとなって広がっていた。

 「あ、ああ、あ…!」

 何度目かの体の震えを感じてから、陽一は顔を上げた。

 赤く膨れた性器はひくひくと痙攣しながら透明な液を溢れさせている。シーツを握りしめたまま裕美は荒い呼吸をしていた。足を広げたままで。

 「祐美…」

 陽一は横に寝転ぶと、祐美の汗ばんだ額をそっと撫でた。
 「……あ、陽一…くん…、あ…ん」

 陽一の指先が触れる度に、祐美の白い背中が揺れた。

 「なんだか……私の、体じゃ、ない…みたい…」

 何度も震えた体にとまどっているようだ。全身がしっとりと汗ばみ、かすかに赤く色づいている。さっき感じた女の匂いが濃くなったようだった。

 陽一のものはずっと怒張したままだったが、今はまだ祐美の体を見ていたかった。

 「今日は、いつもの祐美じゃないみたいだ」

 普段の裕美なら、終わったあとはすぐにシーツで体を隠してしまっていた。それなのに今は明るい部屋でけだるそうにベッドに横たわっている。

 こんなに肌、白かったんだな……

 首筋や、脇の線が呼吸の度に上下している。

 「う…ん…、ちょっと、恥ずかしい……」

 陽一の胸に顔をうずめた祐美は、陽一の固さに気付いた。

 「あ…、陽一君の……」

 彼女の柔らかい下腹部に押さえつけられた陽一の物はますます熱くなってきていた。そこに祐美の細い指が絡まった。

 「え?裕美?」

 今まで触ってきたことなんて数えるほどしかない。陽一が頼んでも断っていた祐美が今そっと固くなったものを包み込んでいた。

 「……こんなに、大きいんだ。それに、熱い……」

 握る、という感じではない。表面を撫でているだけだが、それでも陽一には刺激的だった。

 「……し…て、いい?」

 とても小さい声で裕美が何かを言ったが陽一には聞き取れなかった。ペニスと祐美の真っ赤になった耳に気を取られていたのだ。

 「え?何?」

 うるんだ瞳の祐美は顔をあげた。

 「…上手じゃ、ないけど……」

 そういうと祐美の唇がそっと陽一の先端に触れた。


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やりたい盛り 31

「ああ! あん! あ、だ、だめ! 陽一さん、変になっちゃうぅぅ」

 泣いているような声だったが、陽一の腰の動きは止まらなかった。深く突き上げると祐美の体の奥に当たり、そのたびに泣き声があがる。接合部は祐美の体液でぐちょぐちょになっている。

 感じている、祐美が。

 今まで出したことのないような声で、愛液を溢れさせて、陽一の体にしがみついてくる。背中に手をまわすとしっとりと汗ばんでいた。両手で祐美の腰を掴み、乱暴に上下に動かした。ペニスの動きとは逆に。子宮口を突き上げ、抜けそうになる寸前まで。
 「あん! ああ!」

 体に力が入らないのか、祐美は陽一の成すがままだ。でも陽一を包んでいる粘膜は時々ペニスを締め上げる。

 「ああ……、駄目だ、出すよ、ああ、祐美の中に出すよ」

 腰を掴んだまま、激しく突き上げた。

 「陽一さん、ああ、私も……、あ! ああ!」

 祐美の背中がのけぞるのと同時に、陽一のペニスが大きく震えた。



 「はあ……、あぁ……」

 荒い呼吸をする祐美の背中を撫でながら、まだ大きなままのペニスに絡みつく粘膜を陽一は感じていた。

 「祐美……、大丈夫?」

 陽一の問いかけに無言でうなづいたのを確認すると、そっと自分の体の上からベッドに祐美の体を横たえた。明るい部屋で見るセックス後の祐美の体は汗ばみ、赤くなっていた。太ももの内側は特に濡れていて、女の匂いと男のアレの臭いがした。

 ふと、その匂いがするところを確かめたくなった。


 「え? あ、やだ……」

 隠そうと手を出してきた祐美に陽一は言った。

 「駄目だよ、俺のためにはなんだって頑張るんだろ? ここ、見せて……」

 さっきまで陽一の分身が入っていたところを。

 クンニした時はまだピンク色だったところは、いまは赤みを増して花のように見えた。

 あれ? これどこかで見たような……

 その時、赤いショーツの下にある、性器を思い出した。



 ああ、そうだ、相田さんのあそこと同じ色だ……


 花弁の間からは、あの時と同じように白い体液が溢れ出ていた。

 どくん。 

 血流がまた集まってきた。

 「祐美、祐美もそうなんだ……」

 さっき吐き出した劣情がまた溢れだしそうになる。乱暴に祐美をうつぶせにさせると四つん這いにさせ、腰を高くあげさせた。

 「あ! 陽一さん、待って……」

 黒い陰毛の中から真っ赤な花弁が覗く。隙間からは白い粘液が一筋垂れ、ベッドに丸いシミを作った。

 陽一はその花弁に、大きく、今までで一番固いペニスをあてがった。


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フランス書院官能小説大賞に応募しました。

お久しぶりです。かみやなぎです。

すいません。全然更新してません。

本来なら「やりたい盛り」を完結させてから

推敲し、フランス書院の公募にだしたかったのですが、

ブログにアップする間がなく、先に応募してしまいました。

なので、「やりたい盛り」は未完ですが、ここで削除し、公募の結果を待ってから

ラストまで公開したいと思います。

一次選考の結果は年明けかな?

楽しみにされていた方、ごめんなさい。

官能小説はまた違う題材で書いていこうと思っていますので

そちらにご期待ください。



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