店舗研修が終わり、配属先が決まった。真美子は家から車で20分のお店になり、GWの休みもしぶしぶ取らせてもらうことができた。
「新入社員だから特別よ、来年からは出てもらうからね」
1年先輩のチーフに言われて、真美子はやっぱりスーパーは止めておけばよかったと思うのだった。
休みが決まったその日の晩に遠藤に電話をかけた。
「もしもし?遠藤君?前言っていた私の就職祝い、日にちが決まったんだけど・・・」
けれど久しぶりに聞いた遠藤の声は不機嫌だった。
「真美子、遅いよ、休み決まるのがさあ。こっちだって予定があるんだから」
真美子の職場は毎月決まった曜日が休みになるわけではない。他の従業員やパート、アルバイトの都合を優先して、人手が足りている日に社員が休みを取れるようになっている。だからシフトが決まるのが遅くなるのだ。
「ごめん、でも、これでも無理言って休ませて貰った日なの。来てくれないかな?お姉ちゃんも会いたがってるし」
「仕方が無いなあ。夕方の5時ごろにそっちに行ったらいいんだな?わかったよ」
「ありがとう・・・で、その前に夜でもいいから会えない・・」
言っている途中で電話を切られてしまった。
最近、忙しいのを理由にされてメールも電話も激減した。毎日連絡すると言ったのにいまでは3日に一回、短いメールが来ればいいほう。慣れない環境で余裕がないのがわかる
。
(でも、もうすぐ会える・・・その時にもっと話をしよう。お姉ちゃんに紹介してみんなに認めてもらったら、遠藤君の態度も変わるかも・・・)
そう思いながら、真美子はその日を楽しみに待っていた。
当日は、いつも真美子一人しかいない家が甥や姪、義兄たち、姉が集まり賑やかになった。昼過ぎから美登里と真美子は料理の用意をし、男たちは酒などの買出しに行っていた。
けれど、佳美だけは手伝いもせず、部屋に閉じこもり誰かと電話で話している。
「よし姉ちゃん、ずっと誰かと話しているね。誰だろう?手伝ってくれないのかな?」
「仕事なんじゃないの?また最近忙しいみたいよ。土曜も会社に行ってるみたいだし」
美登里は手際よくサラダを盛り付けながら、話した。
「それにしても、今日は私のお祝いでしょ?なんで私が台所に立たないといけないのよ」
唇を尖らせて美登里に抗議した。
「ふふふ、今日は遠藤くんもくるんでしょ?だったら料理作ったほうがおもてなしができていいじゃない。まみちゃん、上手なんだし」
私が作った料理を遠藤君がおいしいって食べてくれる・・・そんな光景を想像すると4月になって少し離れたような気持ちがまた元のようになれる気がした。
「あ~、もう!」
ドアが乱暴に開けられ、佳美が現れた。
「あら、佳美。電話は終わったの?」
美登里はいつものおっとりとした対応をしているが、真美子は佳美の不機嫌を敏感に感じ取っていた。
「終わったわよ・・・ちょっと何か飲むものない?」
冷蔵庫のドアを開けて中を物色している。
「今、将彦さんたちがジュースとか買いに行ってるけど・・・」
「あ、これでいいよ」
中から真美子が日頃の晩酌用に買っていたチューハイを取り出していた。
「あ、それ、私の!それにこれから遠藤君が来るのに先に飲まないでよ」
佳美は機嫌が悪い時は、悪酔いするのだ。
「なに?真美子、あんたまだ付き合っていたの?もう、別れたと思っていたわ」
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ランキング、気にしちゃ駄目なんでしょうけど、やっぱり気になりますね。
最近更新していなかったということと、濡れ場ではないこと、
それにやはり上手な方が上位に入ってますからね・・・
これが今の私の実力なんでしょうね・・・
でも、やっぱり一つでも上にいきたい!
もっと面白いと思っていただけるお話を作っていきます!
しかし、「三姉妹」の濡れ場はもう少し後になります。
ごめんなさい。
濡れ場じゃないところでも面白くできたらいいんでしょうが・・・
「新入社員だから特別よ、来年からは出てもらうからね」
1年先輩のチーフに言われて、真美子はやっぱりスーパーは止めておけばよかったと思うのだった。
休みが決まったその日の晩に遠藤に電話をかけた。
「もしもし?遠藤君?前言っていた私の就職祝い、日にちが決まったんだけど・・・」
けれど久しぶりに聞いた遠藤の声は不機嫌だった。
「真美子、遅いよ、休み決まるのがさあ。こっちだって予定があるんだから」
真美子の職場は毎月決まった曜日が休みになるわけではない。他の従業員やパート、アルバイトの都合を優先して、人手が足りている日に社員が休みを取れるようになっている。だからシフトが決まるのが遅くなるのだ。
「ごめん、でも、これでも無理言って休ませて貰った日なの。来てくれないかな?お姉ちゃんも会いたがってるし」
「仕方が無いなあ。夕方の5時ごろにそっちに行ったらいいんだな?わかったよ」
「ありがとう・・・で、その前に夜でもいいから会えない・・」
言っている途中で電話を切られてしまった。
最近、忙しいのを理由にされてメールも電話も激減した。毎日連絡すると言ったのにいまでは3日に一回、短いメールが来ればいいほう。慣れない環境で余裕がないのがわかる
。
(でも、もうすぐ会える・・・その時にもっと話をしよう。お姉ちゃんに紹介してみんなに認めてもらったら、遠藤君の態度も変わるかも・・・)
そう思いながら、真美子はその日を楽しみに待っていた。
当日は、いつも真美子一人しかいない家が甥や姪、義兄たち、姉が集まり賑やかになった。昼過ぎから美登里と真美子は料理の用意をし、男たちは酒などの買出しに行っていた。
けれど、佳美だけは手伝いもせず、部屋に閉じこもり誰かと電話で話している。
「よし姉ちゃん、ずっと誰かと話しているね。誰だろう?手伝ってくれないのかな?」
「仕事なんじゃないの?また最近忙しいみたいよ。土曜も会社に行ってるみたいだし」
美登里は手際よくサラダを盛り付けながら、話した。
「それにしても、今日は私のお祝いでしょ?なんで私が台所に立たないといけないのよ」
唇を尖らせて美登里に抗議した。
「ふふふ、今日は遠藤くんもくるんでしょ?だったら料理作ったほうがおもてなしができていいじゃない。まみちゃん、上手なんだし」
私が作った料理を遠藤君がおいしいって食べてくれる・・・そんな光景を想像すると4月になって少し離れたような気持ちがまた元のようになれる気がした。
「あ~、もう!」
ドアが乱暴に開けられ、佳美が現れた。
「あら、佳美。電話は終わったの?」
美登里はいつものおっとりとした対応をしているが、真美子は佳美の不機嫌を敏感に感じ取っていた。
「終わったわよ・・・ちょっと何か飲むものない?」
冷蔵庫のドアを開けて中を物色している。
「今、将彦さんたちがジュースとか買いに行ってるけど・・・」
「あ、これでいいよ」
中から真美子が日頃の晩酌用に買っていたチューハイを取り出していた。
「あ、それ、私の!それにこれから遠藤君が来るのに先に飲まないでよ」
佳美は機嫌が悪い時は、悪酔いするのだ。
「なに?真美子、あんたまだ付き合っていたの?もう、別れたと思っていたわ」
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最近更新していなかったということと、濡れ場ではないこと、
それにやはり上手な方が上位に入ってますからね・・・
これが今の私の実力なんでしょうね・・・
でも、やっぱり一つでも上にいきたい!
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しかし、「三姉妹」の濡れ場はもう少し後になります。
ごめんなさい。
濡れ場じゃないところでも面白くできたらいいんでしょうが・・・
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